有限会社ドットワン

データベースと連携したサイト

2009年1月6日

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定型情報とデータベース

ある企業サイトの取扱商品ページ。
商品の総点数は現段階で数百種類あり、その商品名と見本写真、型番とサイズ、価格を掲載しなければなりません。
サイトのトップから商品紹介のメニューをクリックすると、いくつかの商品分類が表示され、そのうちの一つを選ぶと、それに当てはまる商品の一覧が表示される…。

もし、こんなサイトを作ることになったら、どうしたらいいでしょうか?
一番基本的なのは各商品を一つづつhtmlに記入していく、というもの。
それも一つの方法ではありますが、莫大な労力と時間が必要です。
あらかじめ掲載する情報が定型化されている時こそ、データベースの出番です。

データベースと言うと、オフィスワーカーの必須ツール・Microsoft OfficeのAccess、また、社内の情報共有によく使われているOracleが、代表的なデータベースツールです。

ウェブの世界では、PostgreSQLやMySQLといったデータベースがよく使用されます。
先に挙げたデータベースとは基本的にほとんど変わるところはありません。ただ、ウェブサーバにインストールして使用するツールとして進化してきた経緯上、ウェブでよく使用されるPerlやPHPとの連携機能にすぐれています。
また、ウェブホスティングサービスにも、これらのデータベースがあらかじめインストールされているのがあたりまえになりつつあります。

導入するには

では、先ほどの企業サイトの商品紹介ページに照らし合わせてみましょう。
手順は大きく分けて次の二段階です。

  1. データベースに商品の情報を登録する
  2. 登録した情報をhtml上に表示させる

データベースへの登録にはいくつかの方法があります。

  • データベースにSQL文で直接登録する
  • phpMyAdminやphpPgAdminのような管理ツールを使ってデータを登録する
  • Excelで作成したシートをCSV形式(カンマ区切り)で書き出し、データベースに読み込ませる
  • FileMakerのようなデータベースソフトのインターフェースを使用してデータを登録する

次に、データベースから情報を読み込むための、PerlやPHPのプログラムを埋め込んだhtmlファイルをテンプレートとして準備し、そこに、データベースに登録した商品の情報を読み込み、表示させます。

サイト全体をCMS化するという大掛かりなものではなく、定型化された大量の情報だけをデータベースに収めて、活用するという方法ですので、これまでにhtmlで制作されてきたサイトでも、大掛かりなリニューアルを行うことなく、機能を付け加えることができます。

ドットワンでは、様々な場面でのデータベース導入のご相談も承っております。