有限会社ドットワン

電子書籍ワークショップを受講しました

2011年2月7日

昨年の10月から受講していたワークショップが先日終了しました。

クリエイティブビジネス環境整備事業
Creative Vision – ゼロベースから始める電子出版・アプリ開発プロデュース

近畿経済産業局の主催、企画はメビック扇町です。
弊社は電子出版のコースに参加しました。弊社はシステム開発会社ではなくデザイン制作会社ですし、私自身が個人で運営しているガジェットブログでもかなり前から電子書籍とそれ用のデバイスについて追いかけてきたということもあります。

アプリ開発について言えば、日頃お世話になっているタンデムシステムズ(株)の橋本代表が、日本有数のカメラアプリの作者でいらっしゃるので、ちらほら話を聞いていると、自分で中途半端に覚えて汚いソースを書くより、本職の方にお願いした方が良いと思う点が多いのです。

また、北区を中心にiOSやAndroidのアプリを開発する企業や個人事業主の開発者の方はけっこうな数がおられます。年に数回あるiPhoneやAndroidのイベントに行くと、たくさんの方と知りあう機会があります。

それに対して電子出版・書籍の方はというと、在阪の出版社で面白い取り組みをしているという話は寡聞にして聞いたことがありませんし、日本における電子出版プラットフォームのあり方についてご高説を述べる素人批評家はあちこちにいらっしゃいますが、「電子書籍の制作」について、のめり込んでやっている人が私の周囲には見当たらなかったワケで…。

そんなこんなで参加したワークショップだったのですが、子どもの頃に使って感動を覚えたエキスパンドブックのボイジャー社の方がプレゼンに立たれた時はミーハー的な興奮を覚えました。1995年年頃に覚えたあの感動がずっと自分の中に潜伏していて、KindleやiPadの登場でまた意識の表層に浮かび上がって来たことを実感した瞬間です。

肝心の制作の方もePubのパンフレットを制作し、いただいたアドバイスを元に少し修正を加えるところまで来ました。修正したものはこのサイトで配布する予定です。

3月4日には、Apple Store心斎橋で成果発表会が開かれますので、そこで制作過程とでき上がったものについてプレゼンすることになっています。
普段からプレゼン慣れしている人であればどうということはないのかもしれませんが、何かを作るために新しい技術や手法を習得するよりも、こういうプレゼンへの緊張の方がストレスフルだったり…。
ですが、こういう機会も勉強だと思って、リアルでの発信の技を身に付けて行きたいです。

記:内田未来