CMSの導入
2007年2月2日
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掲示板、ブログ、Wiki
ウェブが一般的になるにつれ、様々なツールが登場してきました。
今やすっかりおなじみのものとなった「掲示板」を端緒として、携帯電話からも手軽に記事をポストできる「Weblog = ブログ」や、複数人数で一つのサイトを編集・発展させて行く「Wiki」など、手軽にウェブパブリッシングが行える環境が整いつつあり、企業などでの導入も増えています。
これらは一般にCMS(コンテンツマネジメントシステム)と呼ばれるソフトウェアで、サイト構築を自動的に行う機能があります。
ブログシステムで代表的なものとしては、Six Apart社のMovable Typeやオープンソースでの開発が行われているWordPressなど。
Wikiは多くがフリーソフトとして配布されていますが、Perlで書かれた元祖「Wiki Wiki Web」。そこから派生した、PHPの「Pukiwiki」、Rubyの「Tiki」など、様々なクローンがあります。
実際に運用するには
CMSの導入には、いくつかのハードルが存在します。
- サーバの環境を整える
- サーバへのCMSソフトウェアのインストール
- 外観を含めたカスタマイズ
「環境」については、具体的な例を挙げたいと思います。
「WordPress(2007年2月現在はME 2.0.7)」の場合、日本語版オフィシャルサイトでアナウンスされている条件は「PHP4.2以降、MySQL3.2以降」です。
PHPはウェブに特化していることで知られるスクリプト言語、MySQLはリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)で、いずれもサーバにインストールして使用します。
多くのウェブホスティングサービスで導入されているPHPとMySQLですが、導入の有無やバージョンなどは各社まちまちです。また、自社サーバを運用している場合、新規にインストールすることになる場合もあります。
このような環境を整えた上で、ツール本体が使用可能になります。
また、自動でサイトを構築すると言っても、ツールにはあらかじめデフォルトデザインが用意されているだけで、自由に変更するためには、HTMLやCSSの書き換えが必要となるため、これまでのウェブサイト制作と同じ技術が必要となります。
ドットワンでは、サイトの新規開設、既存サイトの拡充、様々な場面でのCMS導入のご相談も承っております。