ウェブメディアビギナーズ Vol.3 - サイト担当者のミッション
2010年9月21日
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初めてサイト担当者になった人が疑問に思うのは、サイト担当者の仕事って何?ということではないでしょうか。次はワークフローを把握したうえでサイト担当者が何をするべきかを考えてみましょう。
サイトの担当者がするべきこと(※1)
- サイトの目的を明確に定める。
- サイトの目的を数値化した目標を定める。
- サイト利用者の内容の把握。
- サイトに掲載するべき情報と、掲載するべきではない情報の選択。
- サイト開設・運営のスケジュール管理と把握。
- 掲載するべき情報の提供元と、その責任者・管理者の把握。
- サイトを構築する技術・手法の選択。
- サイトの管理に関わる情報(サーバー、メールアドレスなど)の管理。
- サイト構築用のデジタルデータ制作スタッフとの連絡、原稿などの受け渡し。
- 制作スタッフに委託しない更新作業。
※1 サイトの規模が大きくなれば各項目の作業はより煩雑になりますが、項目自体はサイトの規模に関わらず、不変です。
項目はサイトの根幹に関わるテーマから、具体的な内容に向かって重要な順に並んでいます。
1・2・3が決まれば4・5が決まり、4・5が決まれば6・7・8が決まります。そして9・10を経てサイトが完成するという次第です。
実際の制作業務が始まると、文章の言い回しや画像の内容などコンテンツの細部に集中するあまり、全体のバランスを見失ってしまうことがあります。例えば、あるページだけが極端に長すぎたり短すぎたりするようなことが起こります。
サイト担当者は場面によってサイトの細部と全体とで視点を切り替えて、軌道修正ができる必要があります。
7のサイトを構築する技術・手法について言うと、それらの概要を正しく理解していれば、制作スタッフに的確な指示が出せるほか、自信を持って決断できるという利点があります。
サイト担当者になるすなわちhtmlの書きかたを覚える、ではありません。サイト担当者として知っておかなければならないのは、ウェブの様々な手法と実現できることの違いです。
ただし、ウェブに関わる技術について注意するべき点がふたつあります。
ひとつめは、ウェブの手法やデザインは、三年前でも一昔前と感じられるほど流行り廃りのサイクルが早いという点です。
ふたつめは、ウェブの流行の最先端を追いかけることが、必ずしも良いサイトを作ることに繋がるわけではないという点です。流行を追うあまり、閲覧者を置き去りにしてしまう失敗は避けなければなりません。
あるサイト担当者の場合
サイト担当者のための専門情報サイトもありましたが、内容が上級者向けなようなので、そちらは追々勉強したいと思います。
記:内田未来